保温工事とは広い意味で言われる時は熱絶縁工事全般の事で、断熱工事と言う事も有ります。
 放熱や熱吸収などの熱伝導を遮る事で、熱損失を少なくしたり、温度差を抑えて結露防止をしたりするための工事の事を言い、その結果省エネルギーに貢献します。 CO2削減や地球環境にも影響する大切な工事です。

ユニット配管1

保温工事

 熱絶縁工事全体を保温工事と言ったりしますが、専門的に言えば保温工事とは常温以上の暖かいもの、熱いものの温度を保つため保温材で被覆し熱放散を少なくしたり、表面温度を低下させたりする工事の事を言います。
 工場などの場合、ボイラーで作られた蒸気や温水を、配管などを通して必要なところまで通して行きますが、その途中で熱が放出されてしまうので、グラスウールやロックウールなどの保温材で、配管やボイラー本体を被覆して放熱量を抑えて熱損失を少なくします。

保冷工事

 保冷工事とは常温以下の冷たいものを保温材で被覆する事により、熱の侵入を抑え低温を保つ工事の事を言います。
また、施工後の表面温度を露点温度以下にする事で、表面が結露しないようにする防露工事も含まれます。

 工場や建物などの場合、冷房やさまざまな用途の冷水配管などが機器から必要箇所へ通される時に、そのままでは表面結露や、熱吸収が生じるために、保冷工事を行います。

結露防止や、凍結防止。他にも、いろいろ有ります

 保温工事・保冷工事は、細かく分類していけばたくさんの用途に分けられます。 凍結防止工事や配管やダクトなど、外気との温度差を抑える事で結露防止の目的がメインになる時は結露防止工事、施工方法によって工事名称が変わってきます。 防音工事遮音工事もこの業種に含まれます。

 たくさんの種類があるうえに、その場その時の状況によって同じ工事内容ではだめな事もあり、内容により施工厚さの算出方法が異なってきます。 放散熱量から保温材の厚さを算出する場合や、表面温度から算出したり、経済的な観点から算出する方法もありますので、施工に際しては十分に考慮する必要があります。

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