2013年7月3日~7月4日の2日間にわたり行った、熱絶縁施工技能士検定のための実技講習会の様子を紹介します。

2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習1

 本試験に少しでも慣れて頂けるように、材料の確認から始めます。

 指導員のミスで、ヘルメットを被るように指示していなかったためにヘルメットを被っていませんが、本試験ではこの様な事が無いように注意しましょう。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習2
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習3
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習4

 T管部分の展開7片エルボの展開を実演しながら説明した後、実際に展開して型を作り、いよいよ作業に取り掛かります。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習5
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習6
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習7

 丁寧になおかつ迅速に切り込みをして、保温材を取り付けていきます。
 この時、急ぐあまりに切り込みが少なくて浮いてしまっていると、後からこの上に取り付けていく防水紙と原紙に悪影響が出てくるので気を付けて!


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習8
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習9

 テープ巻き中。

 ALGC巻きになってからは、後から霧吹きでしわを伸ばす事が出来なくなった事と、滑る事で巻きにくいという意見が多いです。

 ある程度のシワは仕方がないのかもしれませんね。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習10
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習11
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習12

 保温材の上に、防水紙、ポリエチレンフィルム、巻き番線、見えないところには、保温筒の滑り止めなど、工程が多いので忘れることのないようにしっかりと施工中です。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習13

 作業場は常に綺麗に掃除をしながら、1工程1片付けくらいの余裕がほしいところです。

 ケガをしないためにも必要なことだと思います。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習14

 フランジカバーの加工場です。

 3本ロール以外は、全部手でたたいて加工するのですが、最近は機械も普及しているので苦手な人が増えてきている傾向があります。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習15
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習16
2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習17

 フランジカバーの製作。

 限られた板金材料からロス無く板取をして、けがいた線通り正確に切っていきます。

 ヘチ部分やダクトハゼ(ミツイハゼ)部分も正確に織り込んでいかなくてはなりません。


2013年度 熱絶縁施工技能士検定実技講習18

 7片エルボ製作。

 最初に作った7編エルボ切断用の型をもとに、正確に切断していきます。

 切断後、埃などを綺麗にふき取って接着剤で繋げていきます。

 この時、1級熱絶縁施工技能士では、左右で1対を製作するので同じ方向のならないよう気を付けなければいけません。


 以上が本年度の実技講習の模様です。
 本番も講習の通りに出来れば、合格間違いなしですね!
 みなさんお疲れさまでした。本試験も頑張ってください。


T管展開画像6
Insulation work Uemura

有料Webコンテンツ

より細やかな説明やポイントを公開しています。

国家試験である熱絶縁施工技能士検定に合格するために必要な技術や知識、実際現場などで必要になって来る技術や知識、職人としてのスキルアップのためのコンテンツを公開しています。