2016年7月12日~13日に行った、熱絶縁施工技能士検定実技講習の模様を紹介します。
今年も7月12日(火)~7月13日(水)の2日間にわたり、滋賀県保温保冷事業協同組合主催の、熱絶縁施工技能士検定実技講習の講師をしてまいりました。
今年も、参加者全員が1級受験者でしたので、1級のみの技能講習になりました。
本年度は告知が遅くなってしまいましたので、技能講習のみの受講も可能になりましたところ、他府県からも意欲的に参加して頂けました。
関東地方(埼玉県)より2名、東海地方(愛知県、岐阜県)より各1名ずつ、遠路より泊まり込みで参加して頂きましてありがとうございました。この場をお借りいたしましてお礼申し上げます。
初めに本試験と同じように、材料の確認と持ち込み道具の確認から始めていきます。
次に、T管部分・7片エルボを正確かつ迅速に施工するために利用する型を作るために、T管(チーズ)の展開及び7片エルボの断面の展開方法の説明をしています。
その後、実際に展開図を描き型を作る実演をしているところです。
説明後すぐに、T管の展開と7片エルボの展開をしてもらっているところです。
T管部分の保温材の切込みは、先端部分を薄く仕上げる必要があります。
油断すると、欠けてしまうこともありますから慎重に削っていきます。
塩ビ配管の膨らんだ部分も、なじむように削っていきます。
削りすぎに注意してください!
下地が出来て来たところで、ALGCテープ巻きを実演しながら説明していきます。
ALGCテープ巻きです。
もともと伸びない素材なので、しわは寄ってしまいますが、適切なエルボ内側の切り欠きや、重ね部分で隠れる範囲内の切込みで、なるべくしわが出来ないように巻いていきます。
ALGCテープが巻き終わったら、へらなどでしわになった部分を馴らすと、ある程度収まってくれます。
7片エルボの切断です。
エルボ部分の裁断をした後、しっかりほこりやバリをとって、接着剤が綺麗につくようにします。
ほこりや、バリを綺麗に洗って拭き取った後、丁寧に接着剤を塗って張り合わせていきます。
1級熱絶縁施工技能士では左右1対になっていますので、方向を間違えないように注意してください。
完成です。
これなら合格間違いなしですね。
本番で緊張しすぎないように、本来の実力を発揮出来ますように。
2日目、残った時間を使って各自不安な個所の練習と再確認です。
みなさん、各自課題をもって積極的に取り組んでいらっしゃいました。
2日間という短い時間でしたが、お疲れ様でした。
本試験日程は、各都道府県によって少しのずれが有るみたいですが、まじかに迫っていると思います。落ち着いて挑んでください。
がんばって!!
Insulation work Uemura
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